8・9月の工事状況を紹介します。
工事終盤の施工場所では、現況地盤および盛土の土質が軟弱で、厚さ2mの表層改良工を、一度に改良することが困難となっていました。
そのため、2mを1mずつに分割し、施工を進めていきました。

地盤が弱くて、施工のための重機が乗れない場合……。

まず、今ある現況地盤を1m施工します。

表層改良を行った後、その上に1m分の盛土を行い……。

その盛土に、再度表層改良を行います。これで、2m分の施工が完了します。
これにより、若干の遅れは生じたものの、計画通りに工事を進めることができました。
施工完了後には、設計図通りの施工ができているかを確認しました。
・スチールテープ等を使用した、改良幅の確認
・レベルを使用した、改良天端高の確認
・光波測距儀を使用した、延長の確認
このような計測により、出来形の確認を行いました。

幅の長さがきちんと設計図通りになっているか計測します。

延長を測る際には、光波で距離を測定できる『光波測距儀』を使います。
また、これまで、供試体を用いた一軸圧縮強度試験による改良強度確認の様子を紹介していましたが、
そちらとはまた別に、実際の施工箇所で改良体を採取して、設計通りの厚さを確保できているかの確認も行いました。

ボーリングで施工箇所の土を採取して……。

きちんと設計通りの改良ができているかどうか、チェックします。
こうして無事故・無災害で、無事に工期内に工事を終えることができました。

工事が終了したため、使用した重機も搬出していきます。

これにて施工完了です!