今月度は防舷材の交換を行いました。
施工場所は大阪港(C-11)と神戸港(PC-15N)で2基を交換しました。
来月度も2基(PC-13)交換予定です。
防舷材の撤去時は岸壁に一時的に足場を設置し、作業場所を確保しました。
ラフテレーンクレーン(25t級)を使用して、防舷材の撤去・取付を行いました。
<防舷材撤去状況>

今回の防舷材(C-11)はゴムは大きく劣化していましたが、受衝板はまだ使用可能ということで、
既設の防舷材を一時撤去し、陸上部でゴムを取替、再度防舷材を設置しました。
■防舷材の劣化度診断について
岸壁の防舷材は大型の船が着岸するため、徐々に劣化していきます。
弊社が今年度実施している点検業務の一つに防舷材の点検があります。
今回交換した防舷材は前回、もしくは前々回の点検時に異常ありと診断されたものです。
点検は色々な観点から評価しますが、主に割れの長さや欠損の面積から防舷材の劣化度を判定します。
<防舷材の点検結果>

上記のような点検診断を行い、点検結果に基づいてどの防舷材をどの部品まで交換するかを決定しています。
