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阪神港貸付国有港湾施設維持補修工事等

五洋建設株式会社

工事レポート

2025年 08月 04日

2025年7月度

■現在の進捗

7月度は阪神港PC-18Eで舗装工を実施しました。

傷んだ既設舗装の撤去、路盤の不陸整正、舗設の作業等を行いました。

<構造物撤去~舗装状況>

 

今回の施工箇所は重量のあるトレーラー等が頻繁に行き来しているため、

アスファルトにわだちやひび割れが発生していました。

このような傷んだ舗装のままだと段差が大きくなり、トレーラーの走行に支障が出てくるため、

今回の補修工にて新しい舗装に打ち換えました。

 

■港湾施設について

港湾施設で荷物を運搬するコンテナにはいくつかの規格があります。

一般的な規格として、ドライコンテナ2.591m×6.058mの20ftコンテナ(コンテナ重量含め24tまで

積載可)、2.591m×12.192mの40ftコンテナ(コンテナ重量含め30tまで積載可)が使用されています。

また、40ft Hi-Cubeや、内航路用のコンテナ船では12ftコンテナ、また大きなもので45ftコンテナ

もあります。内容物によってはタンクコンテナ(液体貨物用)、リーファー(冷凍)コンテナ、

CA(青果物を運搬できる)コンテナ等、運搬する品目に合わせて様々な種類のコンテナがあります。

このような重量物のあるコンテナを運搬するのはトレーラーですが、船への積込み時や、

コンテナを仮置きする際に活躍するのが巨大クレーンになります。

港湾施設で活躍する巨大クレーンは、船からコンテナを積み下ろしする「ガントリークレーン」と、

トレーラーから置き場に移動し、置き場で荷物の積み下ろしをするのは「トランスファークレーン」

が主になります。

ガントリークレーンは足や首が長くてまるでキリンのような形をしているので、「海のキリン」と呼ばれています。

コンテナの規格化により、トレーラーから直接巨大クレーンで積み降ろしすることができるようになり、

短い時間でのコンテナの運搬が可能になりました。