現場ホームページ 中日本ブロック

中日本ブロックTOP

和歌山下津港海岸(海南地区)藤白護岸(第1-2工区)築造工事

五洋建設株式会社

工事レポート

2022年 06月 27日

2022年3月度~6月度 

和歌山下津港海岸(海南地区)藤白護岸(第1-2工区)築造工事の工事レポートをお届けします。

2月中旬から打設を開始しました当工区の鋼管矢板73本を3月中旬に打設完了しました。

鋼管矢板打設状況

鋼管矢板打設完了1

鋼管矢板打設完了2

 

鋼管矢板の打設完了後は、海側にブラケットとH鋼で支保工を組み、底枠の施工を行いました。

 

支保工設置

底枠設置

支保工ができたので上部工の施工に入りました。本工区の上部工の一部は工場製作のコンクリートブロックを用いて施工します。そのため現場作業は実質的にブロックの据付とその準備作業だけになり延長の長い当工区の工程短縮を狙えます。

準備作業としては、まずは鋼管矢板を腹起し材で連結し、その後H鋼を鋼管矢板に建て込み、最後は土台となるコンクリートを打設します。これらは5月初旬に完了しました。

コンクリート打設完了

6月の初旬にはいよいよコンクリートブロックの据付です。ブロックの据付け、中詰めコンクリートの打設を繰り返し計4段、高さ7.2m、総施工延長約57mの壁体を8日間の作業で完了しました。ほぼ1週間でこれだけの壁が建つ様は圧巻でした。

コンクリートブロック据付状況

コンクリートブロック据付完了

当工区の上部工は残すところ前工区同様の工法で施工する2スパン、その後はプレキャスト桟橋の据付、歩廊の設置、配管橋の設置と進んでいきます。既設構造物と非常に近接しているため困難の多い工区ですが無事故無災害を達成できるよう引き続き安全第一で施工して参ります。