まだまだ風は冷たいですが、日差しの温かさに春の訪れを日々予感しますが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
11月、12月、1月度の工事レポートをまとめてお送りします。
10月末から当工事のメインとなる上部工のコンクリート打設を行っておりました。
当工事は、ポンプ車を起重機船に積み込み海上からの打設となっております。
躯体は約9mの高さがあり、通常なら3回ほどに分けて打設しますが、当工事は打設に合わせて次々型枠パネルを上げていくCF工法を採用し、1スパン約100m3を1回で打ち上げます。

上部工コンクリート打設状況

CF工法パネル組立状況
そして12月初旬までに、全6スパン延長約55m打ち切ることができました。
12月中旬に足場を撤去すると綺麗な躯体が姿を現し、その圧巻の光景に出来上がってきたという実感が湧きました。

上部工打設完了
また現場で上部工を施工している期間に別の作業ヤードではプレキャスト桟橋を製作しました。
プレキャストとは施工性向上や工期短縮を目的として構造物を別の場所で製作し現場に据え付ける工法です。
当工事では現場で安全性の向上や品質の確保を目的とし採用しました。

プレキャスト桟橋製作
年明けのメイン作業はプレキャスト桟橋の据付です。
プレキャスト桟橋は3つのブロックに分割され、各ブロックをあらかじめ打設していた鋼管杭に差し込むように据付けます。
高精度のプレキャスト製作や鋼管杭打設、クレーン作業といった現場の職人の技のおかげで無事据付完了しました。

プレキャスト桟橋据付(1)

プレキャスト桟橋据付(2)

プレキャスト桟橋据付完了
当工区は、残すところ躯体裏側でのコンクリート舗装と海側での被覆石の据付、その他設備の設置になり、現在2月末の完成に向けて現場一同ラストスパートをかけて頑張って参ります!