5月になり本格的に暑い日々が続くようになってきました。
ホームページをご覧いただいている皆様、いかがお過ごしでしょうか。
本工事事務所の職員は日々元気に仕事を遂行しております。
現場では熱中症対策を講じながら安全に工事を行っています。
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さて、前回はサンドコンパクションパイル(以下砂杭)造成の状況を掲載しました。
今回は砂杭造成後に行うチェックボーリングについて掲載していきます。
砂杭を造成したらそれで完成!ではなく、
砂杭を造成することによって地盤改良効果がでているのかを確認するために
チェックボーリングを行います。砂杭のN値(強度)測定は標準貫入試験で行います。
〇標準貫入試験
標準貫入試験は質量63.5±0.5kgのハンマーを高さ76±1cmから自由落下させて
サンプラーを深さ30cm打ち込むのに要する打撃回数(N値)を測定する試験です。
N値が本工事での規定回数を超えていれば地盤改良砂杭の品質(強度)を
確保できているということになります。
つまり、N値が高ければ高いほど強硬な地盤の層であるということが分かります。
この標準貫入試験は
自己昇降式作業台船SEP(Self Elevating Platform)台船(以降SEP台船)という船の上で行います。

SEP台船
なんとこのSEP台船、入域前に岸壁で組み立ててこの四本の脚を取り付け、
その後曳船で引っ張りながら工事区域に入域します…!
入域時はこの四本の脚は海底まで伸びておらず、フロータ部が海面に浮いている状態で入域します。
その後掘削地点についてから脚を海底面まで降ろし、セップ台船を立ち上げます。
立ち上げる高さとしては満潮時の潮位から1.5m~2.0m程度の高さまで立ち上げます。

SEP台船入域状況
入域が完了したら標準貫入試験をするための準備をおこなって
いよいよ標準貫入試験開始です。

標準貫入試験実施状況
標準貫入試験は高所での作業もあるため、
作業員は安全帯を着用・使用して作業を行います。
「SEP台船入域」後、「標準貫入試験を実施」し、「SEP台船出域」するのに
トータルで約一週間かかります。
その一週間の間、SEP台船は四本の脚をのばしたまま現場に停泊します。
荒天時には台船が倒れてしまう恐れもあるので、実施する際は気象・海象の確認が重要です。
今後、標準貫入試験を実施する際は、安全を最優先に現場を管理していきます。
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現場を巡回していたら、ハト(勝手にぽぽみさんと命名)が遊びに来てたので写真に収めました。
近づいても逃げない人懐っこいかわいいハトでした。

現場に遊びに来たぽぽみ
一時SCP船に住み着いていましたが、いつの間にかいなくなっていました(´;ω;`)
また遊びに来てほしいです…(涙)
現場にはぽぽみが遊びに来てくれましたが、それだけでなく
本工事事務所に4月末から新入社員が配属され事務所がより活気づいています!!
頑張れ!新入社員(`・ω・´)!!
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今後もホームページ上で現場の進捗状況を更新していきますので
よろしければご覧ください。