8月の施工状況を紹介します。
■本体工
古い堤防のコンクリートの撤去を終え、いよいよ新しい堤防を作っていく工事に入ります。
7月末頃から裏法(陸側)の、8月末頃からは表法(海側)の、基礎部分の工事に取りかかっています。
陸側・海側という位置の違い、設置するブロックの形の違いなどはありますが、おおよその工事の流れはどちらも同じです。
今回は、裏法側の基礎部分工事について説明します。
基礎となる部分には、それぞれブロックを設置していきます。

こちらが裏法に設置するブロック。

そしてこちらが、表法のブロックです。
まず、ブロックを設置するために、既定の高さで地面を平らにしていきます(床付)。

ローラーで地面を固め、平らにしている(転圧)様子。

設計通りの高さになっているか計測しています。

幅も計測してチェックします。
次に、平らにした地面の上に、ならしコンクリートと呼ばれるコンクリートを打設します。

コンクリートを流すための、木の枠を組み立てて……。

完成した枠の中に、コンクリートを流し込んでいき……。

表面が平らになるように整えていきます。

ならしコンクリートが完成しました。
そして、完成したならしコンクリートの上に、ブロックを設置していきます。

少しわかりにくいですが、ならしコンクリートの上にブロックが乗っています。
最後に、ブロックの中にコンクリートを詰めていきます。
詰めたコンクリートが硬化したら、基礎ブロックの完成です。

コンクリートを流し込み、表面を整えます。

色の濃い部分が、まだ硬化しきっていないコンクリートです。

コンクリートが硬化した後、完成した状態を計測します。