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神戸港臨港道路載荷試験工事(第1工区)

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工事レポート

2024年 09月 30日

2024年9月度

お疲れ様です。

今月より1P主塔の施工に着手していきます。

そこで今回は、1P主塔で採用することが決まった「測量櫓」についてご紹介します。

「測量櫓」を採用した目的は、海上の任意の地点から

鋼管杭打設に伴う位置誘導・鉛直性確認・出来形確認などを行うためです。

今回の施工海域には、必要箇所付近に陸地ポイントが存在しなかったため、

海上の任意の位置に測量櫓を設置することでそれを可能とする計画としました。

 

当初は航跡波による揺れや沈下による傾斜等を懸念していましたが、

今回採用した規模の測量櫓ではその影響はほとんどありませんでした。

9月に行った組立~設置、使用状況までをご紹介します。

櫓部材は山形県より陸上輸送で搬入しました。

70tラフター・高所作業車2台を使用し、地組した底版にフレーム部材を順に組立てます。

今回は約18mの組立を行いましたが、

頂部ステージ部材は起重機船を使用して下部フレームとのドッキングを行いました。

組立てた測量櫓はそのまま起重機船に搭載し現地まで海上輸送します。

現地では起重機船のGPS誘導システムにより据付けました。

据え付けた測量櫓上より鋼管杭打設時の位置・鉛直度などを確認し、

打設完了後は出来形確認を行いました。

また、打設状況等の写真撮影や発注者等の視察ポイントとしても有効活用できました。

 

以上が測量櫓のご紹介でした。

次回は、今回の測量櫓を用いて行った鋼管杭打設についてご紹介します。

 

閲覧いただき、ありがとう御座いました。