1.調査目的
2015~18年度に造成した浅場の造成効果確認のため、ワカメを中心とした大型藻類を対象として、
5~8年経過後の藻場の繁茂状況(種類、被度、生育状況)を調査しました。
2.調査期間
2024年4月8日~9日
3.調査項目
潜水観察、水中ドローンで繁茂状況を調査しました。
4.調査結果
1)ワカメ生育状況
調査時のワカメの生育状況は、藻長が平均33~67cm、最大170cmとなりました。
また、単位面積あたりの湿重量は、最大8.2kg/m2でした。
ワカメ写真 (左:水中 中央:胞子株 右:採取後)
2)CO2吸収量の推定結果
Jブルークレジットへの登録は現存量の多いワカメで実施し、
現地調査の結果より、(単位面積当たりの湿重量、種別含水率(湿重量/乾燥重量)、 炭素含水率)
対象生態系(ワカメ)の分布面積は2.02haでした。
CO2吸収量算定式
造成浅場におけるCO2吸収量(2024年度)
分析の結果、網干地区の浅場では、2024年で1.2tのCO2吸収が認められました。