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姫路市網干地区におけるカルシア改質土を用いた藻場造成

五洋建設株式会社

調査結果

2024年 05月 01日

2024年4月 調査結果速報

1.調査目的

2015~18年度に造成した浅場の造成効果確認のため、ワカメを中心とした大型藻類を対象として、
5~8年経過後の藻場の繁茂状況(種類、被度、生育状況)を調査しました。

2.調査期間

2024年4月8日~9日

3.調査項目

潜水観察、水中ドローンで繁茂状況を調査しました。

4.調査結果

1)ワカメ生育状況

調査時のワカメの生育状況は、藻長が平均33~67cm、最大170cmとなりました。
また、単位面積あたりの湿重量は、最大8.2kg/m2でした。

ワカメ写真 (左:水中 中央:胞子株 右:採取後)

2)CO2吸収量の推定結果

Jブルークレジットへの登録は現存量の多いワカメで実施し、
現地調査の結果より、(単位面積当たりの湿重量、種別含水率(湿重量/乾燥重量)、 炭素含水率)
対象生態系(ワカメ)の分布面積は2.02haでした。

CO2吸収量算定式

造成浅場におけるCO2吸収量(2024年度)

分析の結果、網干地区の浅場では、2024年で1.2tのCO2吸収が認められました。