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本工事の工事概要を説明させて頂きます。
本工事は六甲アイランド沖で、基礎工、被覆・根固工、裏込・裏埋工、雑工、仮設工を施工します。施工区域は将来的に埋立地となります。そのため、埋立ての土砂の流出を防止するために堤体を施工します。
今回は令和4年9~12月分のレポートとなります。
9月度
9月は施工の準備として、3次元起工測量を行い、海底地盤の高さを測定しました。

測量状況

3次元データ取得状況
3次元測量データをもとに堤体を構築するのに必要な基礎捨石の投入数量を計算します。
10月度
9月末から基礎工(基礎捨石投入)を開始しました。
ガット船から起重機船に瀬取りを行い、基礎捨石の投入を行います。

基礎捨石投入状況(10月中旬)

基礎捨石投入状況(10月中旬)
11月度
11月からは投入した捨石の均し作業を開始しました。
水中部は潜水士が、気中部はバックホウによって均しを行い、堤体の形を整えていきます。
投入も順調に進んできて堤体が海面から見えてきました。

潜水士による均し作業

バックホウによる均し作業

堤体の状況

基礎捨石投入状況(11月中旬)
11月24日に地元大学生を対象とした現場見学会を実施しました。
大学生には実際に起重機船に乗ってもらい、間近で捨石の投入状況を見て頂きました。
海上工事のスケールの大きさ、皆で一丸となって施工している一体感を肌で感じて頂くことができたと思います。

見学会の様子

見学会の様子
また、11月28日には社会貢献活動の一環として稚魚の放流も行いました。
この稚魚たちが大きく育ち、水産資源を豊かにしてくれることを願って放流しました。

放流前の稚魚(キジハタ)

放流の様子
12月度
被覆・根固工(被覆石投入・均し)を開始しました。

被覆石投入状況

堤体の状況(12月中旬)
施工が開始してから4カ月余りが経過しました。協力会社様と意思の疎通を図り、連携して施工を行うことにより、順調に現場を運営することができています。
今年も残すところあと1か月を切りました。無事故・無災害で明るい正月を迎えられるようにより一層、身を引き締めて施工を進めて参りたいと思います。 ご安全に!!
(担当技術者 栗田)