工事概要
工事の目的
御蔵島は東京都心から南に約200㎞離れた島です。
人口約300人(R6.1.1時点)で、野生のイルカと一緒に泳ぐことのできるドルフィンスイムや将棋の駒などに使用される黄楊の木が有名です。
御蔵島へ来島する際は、通常竹芝桟橋から出航している定期船(客船)、もしくは、東京伊豆諸島6島間を結ぶヘリコミューターを使用します。
御蔵島港は、御蔵島の北部に位置し、島内唯一の港湾として島民の生活と村の経済活動を支えています。
しかし、気象・海象条件によっては、貨客船等が接岸することができないことがあります。
そのため、一港二突堤方式による連続欠航ゼロを目指して、貨客船就航率70%及び乗降と荷役の安全性・効率性の向上のため2突堤目の岸壁を新設する工事を行っています。
施工場所は既存の桟橋より東に位置しており、新設の桟橋に貨客船等が接岸することが可能になれば、貨客船の就航率が向上し、安定した物資の供給や観光客の増加等が期待されます。