1月からは1次掘削が開始しました(土砂およそ6,000m3、栗石およそ2,000m3)。
現地盤高はN.P.+4.2mですが、控上部工解体・既設組杭切断や控鋼管杭打設のための足場として、控上部工背面をN.P.+2.6mまで掘削しました。また、タイワイヤー切断と上部工解体のために控上部工前面をN.P.+0.5mまで掘削しました(図面赤色の部分)。
なお、矢板背面への浸透固化処理(図面青色の部分)とN.P.+0.5mまでの掘削により矢板への土圧が軽減され、タイワイヤー切断後も矢板が自立できる計算となっています。
掘削した土砂と栗石は船見ふ頭に仮置きし、1次~最終埋戻しに使用します。
掘削土砂の運搬では、過積載や一般道路への泥引きといった公衆災害の発生が考えられるため、ダンプトラックの空荷検収・荷姿確認やダンプ走路に敷設した鉄板の清掃をこまめに実施することで、一般の方からの苦情ゼロ達成を目指しています。

空荷検収

荷姿確認

鉄板清掃
また、掘削に伴い発生する浸透固化の注入外管は、産廃BOXに集積し処分しています。

控上部前面掘削状況

控上部背面掘削状況

積込・運搬状況

仮置き状況
掘削が進むにつれて開口部が非常に大きくなってきているため、第三者の侵入防止措置として現場出入口での単管バリケードの設置や、鉄ピンとトラロープを用いた開口部養生によって、転落・墜落災害防止に努めています。

場内立ち入り禁止措置

開口部養生
その他、日々の管理項目として上部工の動態観測を行っています。

動態観測