【新港区間】
◆ 5月は、西側堤防背面部の水叩きコンクリートと、残りわずかとなっていた胸壁コンクリートの施工が完了しました。また、洗堀防止コンクリート前面部(海側)の窪み部分に石を投入していく作業も開始しました。洗堀防止コンクリートの施工完了箇所から順に実施していき、現在の進捗率は30%程度です。徐々にですが、西側の方から施工が完了してきました。
■ 完成断面(西側)
■ 水叩きコンクリート完了全景
◆ 胸壁コンクリートは、西側にいくにつれて高さが低くなっていますが、低いものには孔を設けてあります。
これは支柱を入れるための孔であり、次施工にて転落防護用のガードパイプを設置する予定です。
■ 胸壁コンクリート完了全景
■ 転落防止柵支柱孔
◆ 斜路コンクリートの施工は全30スパン(延長147m)の1層目(約0.5m)の施工が完了し、進捗率は10%程度です。下から約7mの高さの堤防までの斜路(車両交通路)であり、斜路の基礎が完了したイメージです。
本工事のメイン工種としてこれから長い施工が続きそうです。
洗掘防止コンクリートは引き続き施工を行っている最中で、進捗率は47.9%です。
■ 斜路コンクリート完成イメージ
■ 新港区間全景(西から)
■ 新港区間全景(東から)
【緑地区間】
◆ 5月末より、新港区間の東隣りにある施工延長約270mにおよぶ緑地区間の施工が開始しました。
■ 緑地区間全景(西から)
■ 緑地区間全景(東から)
◆ 緑地区間の施工内容としては、旧堤防の取り壊し工事と新設されたばかりの堤防背面部の水叩きコンクリートの施工になります。
■ 緑地区間の施工
◆ まずは約1ヵ月程度を見込んで旧堤防の取り壊し作業から実施しています。重機にコンクリート解体用のアタッチメントを取り付け、旧堤防の上の部分から徐々に取壊しを行っていきます。取壊し中は作業員はもちろん、一般の方も立ち入らないように立入禁止措置を講じます。また、海側の新設堤防を傷つけないように木板で養生を施し、慎重に取壊し作業を行っていきます。
■ コンクリート取壊し状況
◆ 壊したコンクリート殻はダンプトラックに過積載のないよう余裕をもった目安に準じて積込み、所定の産業廃棄物処理場で適切に運搬・処分されているか実際に同行して処分状況を確認します。
■ 産業廃棄物運搬・処分の管理
◎ 作業完了までの1ヶ月間、安全および環境ともに、管理・配慮を怠らず施工を進めていきます。