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大江ふ頭改良工事(その2) 現場紹介ホームページ

五洋建設(株)・徳倉建設(株)・(株)小島組JOINT VENTURE

工事レポート

2017年 06月 01日

2017年5月の工事写真

5月上旬は二次埋戻しを実施しました。
(栗石:N.P.+0.50m~+1.75m 土砂:N.P.+1.75m~+3.85m)

埋戻しには船見ふ頭に仮置きしてある栗石(比較的サイズの大きい石)・土砂に加え、新たに購入した栗石を使用しました。一般に、地下水以下の砂地盤は液状化しますが、当工事の目的は岸壁の液状化対策であることから、地下水位(N.P.+1.75m)以下は栗石で埋戻します。また、土砂埋戻しの際は1層当たり30cmで、7層目まで巻出し転圧を行いました(N.P.+1.75m~N.P.+3.85m)。

埋め戻しに使用する栗石を積み込んでいます。

埋め戻しに使用する栗石を積み込んでいます。

既定の部分を栗石で埋め戻していきます。

既定の部分を栗石で埋め戻していきます。

土砂を使用した埋め戻しの様子。

土砂を使用した埋め戻しの様子。

巻き出し・転厚を行い、表面を平らにします。

巻き出し・転厚を行い、表面を平らにします。

 

二次埋戻し終了後、上部工を開始しました。海側ではブラケットや底板、通し止め等の支保工を設置し、陸側では均しコンクリートを打設しました。

陸側での均しコンクリート打設の様子。

陸側での均しコンクリート打設の様子。

 

当現場では、潮の満ち引きによって出来る作業が決まります。
満潮時、海上作業班は支保工やつま枠の設置を行い、陸上作業班は型枠地組・鉄筋大組・防舷材埋込栓取付けなどを行いました。一方、干潮時は陸上作業班が鉄筋架台設置・鉄筋設置・型枠設置などを行いました。

陸上作業班による型枠地組の様子。

陸上作業班による型枠地組の様子。

同じく陸上作業班による鉄筋の吊込みの様子。

同じく陸上作業班による鉄筋の吊込みの様子。

干潮時には型枠を建て込みます。

干潮時には型枠を建て込みます。

 

続いて5月下旬には水中コンクリート打設を行いました。配合は30-21-20BB、打設量100m3。打ち上がり速度は1.3m/hです。

上部工はN.P.-1.0m~+2.3mまでを水中コンクリートとし、N.P.+2.3m~+4.2mまでを気中コンクリートとして打設します。施工が順当に進めば、6月末に4スパン全ての打設が完了する予定です。

控上部工と同様に1層当たりの打ち上げ高さは50cmとし、1層打ち上がる毎に層厚管理を行いました。さらに水中コンクリート打設時はコンクリートの分離を防ぐため、ポンプの筒先をコンクリートに差し込んで打設しました。

 

コンクリートを一層打つごとに、厚さを確認します。

コンクリートを一層打つごとに、厚さを確認します。

水中にコンクリートを打設する際は、材料がばらばらにならないように工夫をしています。

材料が分離しないよう、ポンプの筒先をコンクリートに差し込んだまま打設していきます。

 

上部工打設完了後は、ブリージング水(コンクリートを混ぜ合わせるときに使用した水が、打設後に表面に上昇してきたもの)を除去した後に打ち継ぎ面処理剤を散布し、後日打設する上層コンクリートとの付着性の低下を抑制しました。