6月下旬に打設した最終コンクリートの7日強度が設計強度24N/mm2を上回ったため、7月1日から最終埋戻しを実施しました。
最終埋め戻しは栗石と土砂を用いて行い、栗石はヤード内に保管していたものを、土砂は船見ふ頭に仮置きしていた土砂を用いました。
土砂は、1日8台のペースで、10tダンプにて運搬を行いました。厚さ30cmごとに締固めを実施し、8層に分けて埋戻しおよび転圧を行いました。

まずは、粒の大きい栗石で埋め戻します。

次に土砂で埋め戻して……。

最後には、しっかりと締め固めます。
埋戻し後、付属工(係船柱、防舷材、車止め)の設置、仕上げを行いました。
係船柱はさび止めを塗布した後に乾かし、更に表面に塗料を2層塗りし、仕上げていきます。

色は黄色で、きれいに塗っていきます。
防舷材は、あらかじめ上部工コンクリートに埋込んでおいた埋込栓に、アンカーボルトを用いて固定を行っていきます。

上から吊り上げて設置します。
車止めも同様に、上部工コンクリートに設置しておいたアンカーボルトに固定していきます。

車止めを設置している様子。
こうして、付属工の取付けも完了です。
これですべての工事が完了しました!

塗装作業が完了した係船柱。

防舷材も、きれいな等間隔で取付けが完了しました。

車止めも完成。

すべての工事が完了した、全体の様子です!
約1年4ヶ月の工期中、無事故無災害を実現することが出来ました。
これもひとえに工事関係者の方々のお力添えのあってのことと、心より感謝しております。
本当にありがとうございました。